超絶遅速更新駄文置場 ときどき 日記
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君の名は・2
2009年04月05日 (日) | 編集 |
『てのひら』の続きのお話です。

嶺さんのキャラって……こんなん?(* ̄▽ ̄*)
無駄に長くてゴメンナサイ(笑)





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『 君の名は・2 』






ふと気になって時計を見ると、既に深夜を一回り以上過ぎている。さすがに遅いのではと気になりだした時、テーブルの上の携帯が鳴った。
発信人は一ノ宮一陽。
真田は今夜、彼と食事に出掛けた。
何かあったのかと瞬時不安がよぎって、高嶺は手を伸ばした。
「はい、高嶺です」
「あー、スマン……」
「何かありましたか?」
平静を装う声は職業病のようなものだ。
普段の一ノ宮らしくない、困ったような溜め息が一つ聞き取れた。
「あ~……真田がな、動かねぇんだ」
「はい?」
「言い聞かせたんだが……まったく駄目だ」
「待って下さい。どういう状況ですか?」
一ノ宮は説明した。
「最初、真田の行きたがってた店に行って散々アイス食って、その後場所を変えたんだがな。飯食ってる時は別段変わったカンジでもなかったのに、ここに来て急に帰らねぇって言い出してよ。多分あんだけ飲んでりゃ酔っ払ってはいると思うんだが、それもいつものことだろ?」
「何処ですか?」
「ここか? 振り出しに戻った。アイスクリーム屋のある前の広場だ」
「すぐに行きます」
高嶺は即座に玄関に向かった。



真田が最近お気に入りの店、サーティワンが入っているショッピングモールまではさほど遠くない。酔っているかもしれないので車で行くべきかとも思ったが、駐車の手間を考えて高嶺は走った。
モール前の広場に、それらしい人影を認めて近付いていった。
「一ノ宮さん」
「おう、悪いな」
そう言いながら、視線を木の下に走らせる。
見ればそこには、一目で職業が知れるような「気をつけ」状態で真田が立っていた。
「……どうしたんです?」
「や~、どうもこうも……あのままよ。帰らねぇって、ソレだけだ。あの状態じゃあ担げねぇし、担いだところで俺はお前ン家知らねぇし、真田がまともに案内してくれるとも思えねぇしよ……で、お手上げだわ」
折り目正しい駄々っ子に散々困らせられたらしい。
高嶺は真田に近付き、顔を覗き込んだ。
なるほど、見れば日頃の真田よりは酔っているのかもしれない。
「隊長、帰りましょう」
穏やかに声を掛ける。
「帰らない」
高嶺と認めてはいるものの、やはり聞き入れようとはしない。
さて困ったと、高嶺と一ノ宮は顔を見合わせる。
「どうするよ?」
「そうですねぇ……」
もう一度声を掛けてみる。
「隊長、まだ夜は冷えますから……帰りましょう、ね?」
ほんの僅かだが表情が硬くなった、ように思えたが……自分の判断を測りかねていると、不機嫌そうな声が真田の唇からこぼれた。
「……俺の名前は隊長じゃない」
「え?」
「ちゃんと呼んでくれたら、帰ってもいい」
そう言って、唐突に満面の笑みを浮かべた。
高嶺の思考は一瞬停止する。ただ真田が普段よりも酔っていると言うことだけは確信した。
わかってはいたのだ、今でも真田が時々不満そうにしているのを。
ただ、どうしても面と向かうと言えない。どういう訳だか照れくさくて、たった一言の名前が呼べなかった。
悪い悪いと思いながらも今日まで過ごしてきてしまった。

「もしも~し……じゃナニか? 俺は痴話喧嘩のとばっちりを受けたってことかぁ?」
ずいっと近付いてきて、一ノ宮が立ち尽くす高嶺にツッコミを入れる。
「えーと…………」
「えーとじゃナイでしょ~。怒るぞ、オイ」
「すみません……」
とりあえず詫びることしか思いつかない。
「ほれ、早く言え! それで帰るって言ってんだからちゃっちゃとやれー」
一ノ宮に突付かれて、真田の正面に立たされる。
「…………」
言おうとするのだが、じっと見上げる瞳と出会うと息が詰まってしまう。
何度か唇を開きかけ、それでも言葉が出てこない。

見つめるだけの男に一ノ宮はしびれを切らした。
「高嶺ェ~、こっち来い」
「…はい」
振り返った高嶺は苦虫を噛み潰したようなバツの悪い顔をしている。
「答えろ。沖縄の水族館で、目玉になってんのは何だ?」
「……ジンベエザメ、ですか?」
「透析を受ける人の悪いとこは?」
「腎臓です……」
「っ~~~…… ナンで言えねェんだよっ! 甚だ、甚! 早く言ってこい」
そう言いながらも、一ノ宮は面白そうに高嶺を観察し続ける。
こんなに困った様子も、赤く染まった耳も見たことがない。
真田に向かう大きな背中からは戸惑いが溢れまくりだ。
ある意味では真田よりも完璧な男の、つつきドコロを見たような気がして嬉しくて堪らない。
高嶺が前に立つと真田はつと視線を上げる。
酔っている所為だろうか、いつもより……丁度凪いだ海面のように、瞳が深い光を湛えている。吸い寄せられるように眼を合わせてしまうと……高嶺は額を押さえてその場にしゃがみ込んだ。
「ぉあ~~~~」
溜め息ともつかぬ声を出しながら、つられて一ノ宮も膝を折る。
なんとまぁ……日頃の有能ぶりからは考えられない情けなさに、もう呆れるのを通り越してかなり面白い。
高嶺は僅かな間そのままの姿勢でいたが、ひとつ大きく息を吐いてから立ち上がり、今度はまっすぐに言葉を出した。
「帰りましょう、一緒に。 …甚」

驚いたように二、三度目を瞬かせたかと思うと、真田は目の前の肩先にいきなり倒れ込む。
「た、隊長?」
「俺は今、大変眠いのだが……」
「眠いって……」
脱力する身体を慌てて抱き止めた時には、既にまぶたは閉じられていた。
「隊長……」
いつも唐突な行動には驚かされてばかりだが、今はこの重みが自分に与えられた褒美のような気がする。真田が楽なようにそっと抱き直すと、後ろから気の抜けた声が掛かった。
「ほぉ~い」
振り返ると、一ノ宮がしゃがんだままだらりと挙手している。
「もう帰っていいっすかね~、高嶺副隊長」
「……一ノ宮さん。すみませんでした、あの、すみませんついでにちょっと手を貸して頂けませんか?」
すっかり脱力している真田を、一ノ宮の手を借りて背負うと、高嶺は言った。
「じゃあ、行きましょうか」
「あ~? 俺は帰るぞー」
「だって、今からじゃ戻るのは基地でしょう? 基地よりはのんびりできると思います。良かったら、いえ、どうぞいらして下さい」
「俺が?」
にっこりと高嶺は肯く。
「いくのか、お前ン家?」
「お嫌ですか?」
「嫌ってわけじゃねェけどよ」
「明日はちゃんと基地までお連れしますから、ね?」
更に促されて、一ノ宮ものたりと歩き出す。


「なんかヘンな組み合わせだぁな」
「そうですか?」
ぶらぶらと並んで歩き、ぽつりぽつりと他愛のない言葉を交わす。
隣を歩く男とその大切な荷物を見ながら、一ノ宮はぼそりとつぶやいた。
「ま、イイんじゃねぇの?」
「一ノ宮さんと出掛ける時は、隊長は一日ゴキゲンなんですよ」
「警告―! 甚だ、甚。いい加減慣れとけ」
すかさず指摘すると、ちょっとむきになって言い返してくる。
「放っといて下さい。 ……そのうち慣れます」
良く見ればきっとまた耳たぶでも赤くしているに違いないのだ。一ノ宮は頬がにやつくのを押さえられなかった。
「なー、高嶺~」
にこにこ顔の一ノ宮を見て、高嶺が眉をひそめる。
「なんであなたが嬉しそうなんですかっ?」
「今度からよー、真田にコーヒー淹れるときには、俺にもな」
「……わかりました」
「おやつも真田と同じもン、頼むな」
「わかりました! 一体なんの取り引きですか?」
カラカラと笑い飛ばされる。まったくこの人には敵わない。
あ~あ……溜め息をついてから、高嶺はよいしょと真田を背負い直す。
道の向こうに目指すマンションの明かりが見えてきた。


「隊長、着きましたよ」
部屋の前で真田に声を掛ける。
一ノ宮が見ていると、真田はうすぼんやりと目を開いたが、頬で心地好い場所を探り、再び目を閉じてしまった。
「起きる気ねぇぞ、コイツ」
「……仕方ありませんね」
高嶺は上体を深く曲げて手を空けると、ポケットから鍵を探り出した。
「一ノ宮さん、左側にスイッチありますから電気点けて下さい」
「はいよ。っと待っとけ」
一ノ宮は手を出してきて、靴を脱がせてやろうとする。その引かれる感覚が嫌なのか、真田は小さく唸りながら高嶺の首に回した腕に力を入れる。それでも起きる気配は皆無だ。
「すみません」
「まったくなぁ……これじゃウチの坊主と変わんねーぞ」
「大きい子供みたいなところ、ありますからねぇ」
「みたいじゃねぇよ。まーんーまー」
高嶺はくすりと笑って居間に続くドアをあけて言った。
「寝かせてきますので座ってて下さい」
そう言ってさらに奥のドアに向かった。

一ノ宮は珍しそうに部屋の中をぐるりと見回してみる。
キッチンのテーブルには出掛けるまで何かやっていたのか書類束とその横に本、グラスがひとつ。中味は透明な液体が入っている。
リビング部分の床には気持ち良さそうなラグが敷いてある。ソファの上にはざっと畳まれたタオルケット、あれは仮眠用か?
さすがと言うのかやっぱりと言うのか、男の部屋としちゃあ片付き過ぎだよな、と一ノ宮は思った。
高嶺が消えた部屋からはカーテンを引く音だとか、何かを言って聞かせるような静かな声が聞こえてくる。あの真田が他人と暮らしているのかと思うと妙に心許ない気分になるが、相手が高嶺ならば多分それは杞憂なんだろう。
 
「お待たせしました。コーヒーがいいですか? お茶にしますか?」
高嶺が戻ってみると、座りもせずに一ノ宮は部屋の真ん中に立っていた。
「どうかしました?」
「ん? ああ、お前らしいっちゃァらしい部屋だな」
「はい?」
「きっちり片付いてるわ」
促されて食卓用のテーブルに着く。
高嶺はグラスを片付けながら言った。
「ここだけですよ、他は結構散らかってます。 一ノ宮さん、それとも何か召し上がりますか?」
「ソレ、何飲んでたんだ?」
「ああ、これは古酒(クース)です。 いきます?」
一ノ宮は一瞬考えたが、頭の後に手を組むと伸びをしながら答えた。
「止めとくわ。明日は訓練だしよー、オジサンにはきっついからな」
「じゃあ、うっちんでも淹れましょうか。あと15分くらいで風呂沸きますから」
笑いながら茶器を出してくる。
「なぁ、高嶺?」
「はい」
テレビの音もなく、押さえた声が互いの耳に届く。
「お前がさ、ここ買ったのって随分前だろ?」
「ええと4年? ……いえ、もう丸5年になりますか」
「ってことはよ、真田絡みじゃナイだろ?」
悪びれることもなく、遠慮せずに聞いてくる一ノ宮に、高嶺もガスの前に立ったままで会話を続ける。
「そりゃあ…… こんなこと、想像もしてませんでした」
「じゃあ他に理由があんのか?」
「狭いのは嫌いだから、ですかね」
少し考えてから答えると、一ノ宮は肘をついたままニヤリと笑った。
「そんだけかぁ?」
高嶺は以外という顔をしてみせる。
「ありきたりだろーよ、それじゃあ」
「ありきたりって……なんでわざわざ深読みするんです?」
何を考えているのか、一ノ宮は至極真面目な顔をしている。
「んー? ……お前ってヤツはよ、捉えどころがナイっつーか。裏の裏まで読んだつもりでもまだ何かありそうだわ」
「随分ですねぇ」
「新人も結構な数見てきたし、一発で掴めるヤツもいるのによ……こんだけ付き合っててもお前は未だにわかんねーわ」
慧眼の持ち主の評価に高嶺は閉口した。
湯が沸いてきた。無言のまま急須に湯を注ぎ、茶器に注ぎ分ける。
「どうぞ。薄めに淹れてありますから、それほどクセはないと思います」
思いついたように、空茶って言うのもね、とキャビネットから小さな干菓子を出してきて勧め、高嶺も腰を下ろした。
「裏ねぇ…… ある意味そうかもしれませんね。トッキューではイイ高嶺さんが一人歩きしてるみたいですから」
高嶺の自分評を聞いてみたくて一ノ宮は先を促した。
「実際の高嶺さんは違うってことか?」
「う~ん……かけ離れてはいないと思うんですが、実際の俺はもっと排他的だし冷たいですよ」
「そっか?」
「ここに移ったのも、朝から晩まで同じ顔を見てるのが嫌で、一人になれないことにも正直うんざりしてましたから…… どうですか? この理由は」
ふんふんと小さく何度か肯いてから、一ノ宮は顔を上げて急にニヤリと笑いかけてくる。
「だーかーらー、そういうお前が、真田に引っ張り回されてんのが面白いんだよなー」
「………………」
ピピピ…と風呂場から電子音が聞こえる。
苦笑しながら、これ以上エサにならないようにと高嶺は立ち上がった。
「風呂どうぞ。さら湯じゃなくて申し訳ないですけど…… あ、良かったらこれ着て下さい。それからここに布団敷いて寝るのと、ソファとどっちがいいですか?」
寝間着代わりのスウェットを渡しながら尋ねると、一ノ宮は布団、と答えた。

一ノ宮が戻ると、高嶺は明日の仕度でもしているのか台所に立ちながら、風呂上りに冷たい茶を出してくれた。
見れば布団もちゃんと敷かれている。
この男の家事能力と言ったら……今度求婚でもしてみるかと頭の中で悪戯プランを立てていると、布団の隣のソファに高嶺が寝る準備を始めた。
「おい待て、なんでお前がそこに寝るんだ」
「これ以上、ネタを提供するのもごめんですからね」
「なんにも言わねーから。真田ンとこ行けよ~」
そんな軽口には反応もせずにさっさと仕度を済ませると、高嶺は風呂場へ消えた。
一ノ宮は新聞を手にして茶を口に運ぶ。ほわりと独特な香りが広がって、沖縄ではこれがメジャーな飲み物だったことを思い出す。一杯を飲み終わらないうちに高嶺が戻ってきて、台所周りを点検すると声をかけた。
「寝ますよ、明日訓練の人」
「なー、あっち行けって」
一ノ宮が空いたグラスを流しに持って行くと、受け取って布団に追い遣られる。
「いいんです。さっき見たらまん真ん中で寝てましたから」
「あ~ん? 隣にいるべきヒトを探って移動しちまったんじゃね~の?」
冷やかすように言うと、高嶺はほんの一瞬手を止めたが、聞く耳持たずとでも言うように素早く片付けを終え、壁のスイッチに移動する。
「消しますよ」
一声掛けてから容赦なく消灯して、がばとソファに潜り込む。
なんか…… ちょっと可愛くねぇか? 完全無欠の男も真田をネタに突っつけば結構面白いということを学習してほくそえんでいると、隣からは3分もしない内に規則正しい寝息が聞こえてきた。
なるほどなぁ……この激務にはこうでなくちゃ身体も持たねぇだろうよ、そう思って一ノ宮も目を閉じた。






翌朝、一ノ宮が揺られる感覚に目を開けると、面白そうに覗きこむ片二重の眼差しに出会った。
「…っ……おっ、真田?」
「おはようございます」
布団の脇にきちんと正座をして挨拶をすませた真田はにっこりと笑った。
「……おはようさん」
一ノ宮の起床を察して高嶺が声を掛けてくる。
「一ノ宮さん、おはようございます。すぐに食事でいいですか? シャワー使われるならお待ちします。45分後に出る予定です」
それから機嫌良さそうにまだそこに座っている真田に「隊長も着替えて下さいね」と声を掛けた。
「シャワーはいいわ」
一ノ宮が言うと「はい」とだけ簡潔な返答がある。台所に目をやるとフライパンを火に掛け、パンを焼き始めている。
一ノ宮も起き上がり、ざっと布団を片付ける。洗面を終えてくると高嶺が振り返って微笑んだ。
「隊長と同じ物でいいんでしたよね?」
その微笑に一瞬たじろぐと、真田が気にして声を掛けてきた。
「パンはお嫌いですか?」
「ん? や、平気だ」
「美味しいジャムがあるんですよ、嶺が作ったんです」
少し自慢気に言う真田の、基地では見せることのない表情を眺めていた一ノ宮の耳は今しがた聞いた言葉にやっと反応した。
「お前……」
ジャムまで作るのかと驚いて見ると、大きく焼いたオムレツを切り分け、銘々皿の野菜の上に乗せながら高嶺は説明した。
「隊長が露地物の小さい苺を珍しがるもので、甘いのがお嫌でしたら使わなくていいですよ。でもここ最近、隊長は毎日それを召し上がります」
最後の部分が気のせいか強調されている。
「ありがたく頂かせていただきます」
甘い物も嫌いではない、そう答えた一ノ宮のトーストには真田が嬉しそうにジャムを山盛りに乗せてくれた。



朝食を終え、後始末をしてから行くという高嶺を残して、一ノ宮は真田と一足先に駐車場までやって来た。
悪戯心を出してカマを掛けてみる。
「なぁ、真田」
「はい」
「お前……昨日はワザとだろ?」
真田は怪訝な顔をする。
「何のことですか?」
「名前呼んでもらって良かったじゃねーか」
本当にわからないという真田に、一ノ宮は昨夜のいきさつを説明してやった。
「一ノ宮さんは、聞いたんですね……」
「ん? ああ、苦労して言ってたぞ」
「一ノ宮さんだけが聞くなんて……」
真田がぼそりとこぼす。
ってもなぁ……頭を掻きながら一ノ宮は自分が投げてしまった爆弾をまとめにかかった。
「なぁ、真田?」
「なんですか」
例の如く良くわからないながらも、かなりしょぼくれている真田に、一ノ宮は年長者らしく助言を与える。
「名前を呼んで欲しかったらよ、お前からも言わにゃあ……な? 高嶺の名前、知ってるだろ?」
当然答えを導き出せると思った質問に真田は口籠り、少し考えてから探るような声を出した。
「……ミネ?」
まさかの答えに一ノ宮は天を仰ぐ。
急に思い出せなかっただけに違いない! いや、コイツも照れて口に出せなかったんだと信じたい!
そんな一ノ宮を見て、真田は不思議そうに首を傾げる。
ちょうどそこに高嶺が下りて来た。
「お待たせしました」

一ノ宮は遣り場のない気持ちを叫んでみた。
「嘉之ーっ! 真田やめてオレと結婚しよう!」


その場で二人がピタリと固まる ……長い一日は始まったばかりだ。



                              




2007/06/24
******************************************************


一ノ宮さんを書くと、何故か皆様の反応がいいんです……(笑)
時代はオヤジのものなのか!?

そしてご存知かとは思いますが「うっちん茶」とはウコン茶のことで、いわゆる健康茶です。
一ノ宮さんがお風呂上りに飲んでたのは「さんぴん茶」=ジャスミン茶です。




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