超絶遅速更新駄文置場 ときどき 日記
スポンサーサイト
--年--月--日 (--) | 編集 |
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

夏の約束
2010年06月10日 (木) | 編集 |
今日は暑いですな~

暑い→アイス→舐める のおきまり妄想です。
すなわち18Rのかほり……
匂いだけですが苦手な方はスルーして下さい。

あっ! 今日は世間サマでは神・清田の日にゃのね( ̄m ̄)
でもウチのノブはなんも良い思いさせてもらってません、ゴメンねー(笑)

猫穴式住居ではあくまでも牧神を推して参りますぞ、お館様☆ ←ごっちゃやし!



『 夏の約束 』






海南の校門を出て駅に向かう道、最初の曲がり角にリカーショップがある。
リカーショップなんて銘うってはいるけど要するに酒屋さんで、屋号も〈まるたや〉といたって和風だ。
この店が高校生の自分達にとってなぜ重要かというと、この店先にはアイスクリームの販売機がある。
よくサービスエリアとかに設置されてるアレで、値段はちょっと高いけど変わった種類があることとその大きさが夏の海南運動部員の御用達になっていたりする。うっかり遅くなった日には売切れランプが赤く光る販売機と御対面することになる。

俺が海南に入って初めての夏、大真面目な顔で牧さんに言われた。
なるべくソレは食ってくれるな
その理由はなんとなくわかって、そんなわけないと思ったけど、牧さんがあんまり困った顔をしてるから仕方なく「うん」と言っておいた。
俺は個人練習で遅くなったりしてたし、それを買って食べる機会は実際はほとんどなかったけど。




「なーなー、アレ食わねぇ?」
遠藤が言い出した。
今日は業者が入るとかで体育館が使えないから、ランニングとかストレッチとかグラウンドでの基礎練習をひと通り終えての解散となった。
牧さんはキャプテンになって以来、色々と忙しいらしくて一緒に帰るのは数えるほどだ。
俺は小菅や遠藤、そしていつもノブと一緒に帰る。
4人でそれぞれ好きな物を買ってさっそく口に咥える。
「神さん器用ッスね」
俺が自転車を押しながら食べてるのを見て信長が言った。
「ん、ほーぉ?」
時々チャリの位置を修正しながらアイスを食べるのは結構忙しい。
咥えてたアイスの棒を手に持ち直して、溶けて垂れないようにぺろんと周りを舐める。大丈夫になったらまた咥えてチャリのハンドルを修正する。
ふと気がつくとノブが目をまんまるくしてオレを見ていた。
「……ノブ? 溶けてるよ」
「あ?あっ、ハイ!」
慌てて残りを口に突っ込むと一気に棒を引き抜いた。お見事……
「手、べたべたじゃない? あそこで洗ってくれば?」
ちょうど通りかかった公園の水道に向かって信長は走って行った。

「へんなヤツ」
「えー、お子ちゃまにはシゲキが強いってコトじゃね? なー、小菅」
遠藤がにかーっと笑って見せる。
それって……


なんともバツが悪くて、俺は頭の中で自分の正当化を試みる。

だいたいこんなアイスと一緒にするっていうのがおかしいんだよ!
全くのベツモノじゃん!
コレは冷たいけどアレは熱……
そこに至って思考は停止した。
その違いを知ってるのは……


「神? どしたん?」
小菅の声に我に返る。
「……なんでもない」



牧さんの困り顔を今更のように思い出して、俺はほんのちょっとだけ反省した。






スポンサーサイト
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。