超絶遅速更新駄文置場 ときどき 日記
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Who is Winner?
2010年04月06日 (火) | 編集 |
―――それは桜も盛りの春の出来事―――


「よっ、帰んねーの?」
着替えを済ませ、雑誌を捲っている牧に武藤さんが声を掛けました。
視線を上げて壁のカレンダーを指差す牧さん。

4月6日

「今日こそはオマエも邪魔しないだろーな」
「邪魔ったってなー……オマエらいっつも一緒じゃんよ」
「とーにーかーく、今日は放っといてくれ。オレは神を待ってる」
「へーへー、そーですか。おい、ノブ、帰るぞ」
「俺も神さん待っ……あー、何すんスかー、むどうざーん!は~な~せ~」
問答無用で連れ去られるノブでした。

シュートの自主練を終えて神が戻ってきます。
「待ってるから。一緒に帰ろーぜ」
牧の言葉に困った顔の神。
「あの……牧さん」
「ん?」
「ごめんなさい……オレ、今日ちょっと……」
言いにくそうに視線をそらす神。

《え?ええぇっ?ダメなのかー!?》

動揺を押さえこんで平静を装う牧。
「え、ああ、そうなのか。何か用があったのか?」
「今日は……魚住さんと約束が」

《うーおーずーみーだーとー!??》

特大ショックの牧さん。
何しにどこに行くのか、気になるけど……でも聞けない。
校門まで一緒に出ると、神は申し訳なさそうにちょこんと頭を下げてチャリで行ってしまいました。
「…………」
立ち尽くす牧。

《魚住……魚住だと? なんでだ、神……》

「まっきさーーーーーーんっ!!」
背後から体当たりを喰らった、と思ったら、どうやら抱きつかれている?
「だっ、誰だ!?」
「イヤだなぁ、オレですよオ・レ」
「仙道!?」
「はーい」
「……何の用だ。放せ」
「うっわ、機嫌悪っ。神とデートなんでしょ?オレも混ぜて下さいよ~。日付変更線越えればオレの日でもあるんだから~」
「オマエの日?」
「4月7日。牧さんとオレの日♡」
「気持ち悪いコト言うな」
「ひっど! ……アレ、ところで神は?」
「帰った」
「帰った?」
「そうだよ!」
「何で~」
「オレが知るか!」
「え~」
「魚住に聞け、魚住に」
「へ?」
「魚住と約束があるって行ったぞ」
「ウチの大将……? あ、それでかー」
「何だ」
「今日さ、珍しく急いでたみたいだったから~」
牧、無言。
「……振られちゃったね」
「うるさい」
「だったらオレと飲みましょうよ、牧さん」
「俺たちは高校生じゃなかったか!?」
「オレと牧さんが並んでて高校生に見える方が不思議っしょ?」
「……もっともだ」
「じゃ、行こ」
「帰る!」
「牧さ~ん」
「放せ」
「駄目ー」
「放せ、仙道」
「こっちー」
思いのほかMr.仙道の力は強く、牧さんは引きずられて行きました。



「ココ、ココ」
割烹の勝手口なのかビールケースやら何かの樽がきちんと並べられている軒先には 見慣れた自転車。
「ここは?」
「大将ン家」
唇の前に指を立てて、仙道は窓に近づきます。

中からは二人の声……

「おいコラ、そんなに強く握るもんじゃねえぞ」
「あ……ゴメンナサイ」
「結構デリケートにできてんだからな、そっと擦れ」
「こう…かな……」
「強すぎだ。シュートの時はあんだけ繊細な感覚持ってんのに」
「そんなこと言ったって……」
「そっと、そっとだ」

目を見合す外の二人。
「な……」
「んの」
「はなし」
「かな…………はははっ」

「……」
「……」
「はははじゃないーっっっ!!!」
扉に手をかける牧
「牧さん待った待った待った」
「放せ!」

ガラガラガラ
勢いで中になだれ込むと驚いた二人の視線が
「牧さん!」
「牧」
「どうして」
「どうしたんだ」

見れば二人は流しに向かい、その手には……
「茄子!?」

「ナス……ですけど」
「茄子……好きなんだってな」
「あ?」

「まあまあまあ、落ち着いて」
仙道を見た魚住さん、視線を一気に胡散臭そうに曇らせて
「オマエ、何した?」
「オレ!?」
「何で牧とオマエが一緒にいるんだ?」
「オレ何にもしてませんってば!ヒドイな魚住さん」
「いや、牧すまん。またコイツが」
「や……」
バツが悪くて何にも言えない牧さん。
 



なんとなく事情がわかってる神も、この場の雰囲気にどうしたもんかなぁと困り顔。
ふと見れば勝手口の外からひらひらと招く手が……
「あれ?」
見知った人物に手招きされて素直に顔を出すとガバっと抱え込まれて
「わっ!! 藤真さんっ!?」
隣の高野に担ぎ上げられてしまいました。
「やりィ、バンビ確保~♪」
「藤真さん! や、高野さんっ!! おろして下さい~」

神の声にあわてて顔を出す三人。
「藤真!」
「っおい!おろせ」
「藤真さん?」

「俺サマも4番だからな~、当っ然 権利はあるワケだよね♪」
隣では高野、花形、永野が手を合わせています
彼らにとっては不可抗力らしい……
「じゃあな~」

―――そして神は拉致られました―――〈オシマイ)



……って!!!
ここで終わりでいいの!?

「いいの♪(byねこ)」


ウチの神くんはね、お料理やったことなくて、牧さんに何か作って上げたいと思って魚住さんに「茄子の浅漬け」教わってました。
これは料理じゃない、と、思うけど……( ̄m ̄)


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